在英エンジニアのイギリス転職/キャリアコーチブログ

日本で6年働いた後に、イギリスの現地企業へ転職して働いています。海外を目指す日本人へ向けたキャリアコンサルティングをしています。

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31歳でイギリス転職を果たした全貌を語ります

こんにちは、管理人のDewです。ぼくの住むイギリスの某都市は、今日は本当に春の陽気で、Tシャツ一枚で気持ちよく外を散歩できるくらいでした。

 

さて、今日は、改めて僕の渡英時の経験を詳述したいと思います。

最後まで楽しんでいってください!

では行ってみましょう!

 

 

はじめに:新しい挑戦への一歩

私は31歳のとき、日本の安定した生活を後にし、イギリスのベンチャー企業に転職する決断をしました。この記事では、その時の心境の変化、準備の過程、そして新たな地での生活までの経緯をお伝えします。

第1章:転職を決意

31歳という年齢での大きな転機は、多くの人にとって安定を求める時期かもしれませんが、私にとっては新たな挑戦への扉を開くタイミングでした。日本でのキャリアは順調で、十分に評価も受けていましたが、内心ではいつも国際舞台で自分の力を試してみたいという思いがありました。

その思いが具体的な行動に移ったのは、ある仕事関連の国際会議に参加した後でした。世界中から集まった専門家たちとのディスカッションを通じて、私の専門分野である、とある通信技術が国際的にどれほど重要かを改めて認識し、自分のスキルが世界で活かせる場があることを実感しました。特に、イギリスのベンチャー企業が行っている革新的なプロジェクトに強く魅力を感じ、これまでの環境を飛び出して、新たな挑戦を決意しました。

転職を考え始めた当初は、周囲の理解を得るのが容易ではありませんでした。家族や友人からは「なぜ安定を捨てるのか」という声もありましたが、私にとってこの決断は単なる仕事の変更以上の意味がありました。それは、自分自身の限界に挑み、未知の世界で何ができるかを試す旅の始まりでした。

準備期間は約6ヶ月間に及びました。この間、英語力の強化はもちろん、専門知識の最新化、国際的な視点を持ったプロジェクト管理能力の向上など、多岐にわたるスキルセットを磨き上げました。毎日の勤務後には英会話スクールへ通い、休日は最新の技術文献を読み込む日々。すべては、イギリスでの新生活とキャリアを成功させるための土台を築くためでした。

第2章:準備の日々

転職活動を始めるとすぐに、英語力の向上が最優先事項であることが明らかになりました。母国語である日本語ではなく、英語でのプレゼンテーションやディスカッションが求められるため、TOEFLスコアの向上を目指して、厳しい英語の勉強に取り組みました。毎晩の英語学習は、職務経歴書の英語化や面接対策の準備にもつながりました。

職務経歴書の英語化では、専門用語の正確な使い方や、成果を如何に効果的にアピールするかが鍵となります。日本での実績を国際的に通じる形で表現するため、関連する業績やプロジェクトの成果を具体的な数値や成果物で示すことに努めました。また、面接対策では、実際の面接で使用する英語表現を磨くと同時に、文化的な違いにも気を配り、相手の国のビジネスマナーやコミュニケーションスタイルを学びました。

この段階では、時間管理が非常に重要でした。日常の仕事をこなしながらの転職活動は、計画的にスケジュールを管理しないと、容易にオーバーワークに陥ってしまいます。そのため、私は自分の活動をデジタルカレンダーで細かく管理し、毎日のタスクを優先順位付けして効率的に進めることを心掛けました。

さらに、技術面での知識も最新のものに更新する必要がありました。通信産業は日進月歩で進化しており、最新のトレンドや技術を学ぶことで、面接での会話にも深みを加えられると考えました。ウェブセミナーやオンラインコースを利用して、自己啓発に努めました。

第3章:面接とその後のプロセス

イギリスのとあるベンチャー企業からの面接依頼を受けた私は、オンラインで複数回にわたる面接に臨みました。初めての海外企業との面接では緊張もありましたが、事前の準備が自信へとつながりました。各セッションで、私は自分の技術的なスキルや過去のプロジェクト、チームでの協働経験を英語で詳細に説明しました。

面接過程では、さまざまな課題が浮かび上がりました。技術的な質問だけでなく、文化的な違いに基づく問いかけも多く、それに対して柔軟に対応することが求められました。また、面接官が私のキャリアプランや将来のビジョンについて深く掘り下げる中で、私自身も自己のキャリアについてより深く考える機会を得ることができました。

面接の結果が良好で、オファーを受け取った後は、ビザ申請のプロセスに移りました。これは想像以上に複雑で時間を要する作業でした。書類の準備、健康診断、背景調査など、多くの手続きを一人で管理する必要がありました。特に、イギリスの労働ビザの申請は煩雑で、多くの細かい要件をクリアする必要があるため、専門の移民法務事務所に相談しながら進めました。

さらに、イギリスでの住居を探す作業も並行して行いました。新しい国での住まい探しは、言葉の壁や地域の理解が不足している中での困難を伴いますが、現地の不動産エージェントとの連携により、適切な住居を見つけることができました。

第4章:渡英と新生活

イギリスへの渡英後、私は新たな生活とキャリアをスタートさせました。最初の数週間は、時差ボケや言語、文化の違いに適応するのが一苦労でした。しかし、新しい職場での温かい歓迎が、これらの初期の困難を乗り越える助けとなりました。

職場では、異文化間のコミュニケーションの重要性が際立っていました。多国籍のチームメンバーと協働する中で、単に言語を理解する以上に、相手の文化的背景や価値観を理解し、尊重することの大切さを学びました。この経験は、プロジェクトを円滑に進める上で不可欠であり、私の人間性と専門性の両方を成長させる貴重な機会となりました。

住居を設定し、生活のリズムを確立する過程でも多くの挑戦がありました。新しい街の地理を学び、地元のスーパーマーケットでの買い物や公共交通機関の利用方法を覚えるなど、日常生活の中で少しずつ地元の文化に溶け込んでいきました。

まとめ:次なるステージへ

このイギリスへの渡英と転職の経験は、私にとって単なる仕事の変更以上のものでした。それは自己実現の旅であり、自分自身の限界と向き合い、それを超える試みでもありました。私がこの経験から学んだ最も大切なことは、準備と忍耐がどれほど重要かということです。新しい文化、言語、職場環境に適応するためには、柔軟性と開放的な姿勢が求められます。

また、国際的なキャリアを築く過程での学びは、専門技術の向上だけではなく、異文化間コミュニケーションのスキルを磨くことにもつながりました。これらのスキルは、今後の私の人生やキャリアにおいても、計り知れない価値を持っています。

新しい環境での生活は困難を伴いますが、それに立ち向かうことで得られる成長と経験は、どんな安定した環境にいる時よりも価値があります。未知の地での挑戦は、自己の可能性を広げ、新しい視野を開く機会を提供してくれるのです。

私は、この記事を通じて、海外でのキャリアを考えている方々に、一歩踏み出す勇気と具体的な行動プランを持ってもらえたら幸いです。渡英して感じたこと、学んだこと、苦労したこと、すべてが今後の人生において貴重な財産となります。自分自身を信じ、未来に向けて果敢に挑戦してください。新しいステージが、あなたを待っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!