在英エンジニアのイギリス転職/キャリアコーチブログ

日本で6年働いた後に、イギリスの現地企業へ転職して働いています。海外を目指す日本人へ向けたキャリアコンサルティングをしています。

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経験者が語る、海外転職のメリット・デメリット

こんにちは、イギリスでエンジニアとして働きながら、日本人のキャリアコンサルタントとしても活動している33歳の管理人、Dewです。

海外での生活と仕事は、僕自身が日々体験している夢のような生活です。しかし、この生活には、魅力的な瞬間だけでなく、厳しい現実も伴います。海外転職を考えているあなたには、この大きな一歩を踏み出す前に、その決断が本当に自分にとって最良の選択なのかを深く考えてほしいのです。

この記事を通じて、海外転職のメリットとデメリットを掘り下げ、自分自身で「海外転職をすべきかどうか」を判断するための考え方を提供します。夢を追い求める旅は、準備と自己問いかけから始まります。それでは、一緒にこの冒険について深く探っていきましょう。

 

 

海外転職のメリット

新たな経験ができる

海外転職の魅力は、日本では得られないさまざまな経験をすることができる点にあります。例えば、僕がイギリスに渡ってきた時、最初はただの仕事の一環として捉えていました。しかし、実際にこちらで生活を始めると、週末にはロンドンの歴史ある街並みを散策したり、ストーンヘンジのような世界遺産を訪れることができました。さらに、少し足を延ばせば、パリローマといったヨーロッパの歴史的な都市を気軽に旅行することも可能です。これらは、日本にいた時には想像もできなかった経験であり、人生の豊かさを感じさせてくれます。

異文化での成長

また、仕事の面でも、異文化の中で働くことにより、自分自身の成長を実感できるのは大きなメリットです。僕自身、英語が苦手だったため、最初はコミュニケーションに多大なストレスを感じていました。しかし、日々の業務を通じて自然と英語力が向上し、今ではビジネスレベルでの会話もスムーズに行えるようになりました。異文化の中での仕事は、グローバルな視点を持つことを強いられ、この経験は日本にいたときには決して得られなかったでしょう。異文化での仕事は、思考の幅を広げ、柔軟性を養う絶好の機会と言えます。

言語スキルの向上とキャリアの可能性

さらに、海外での生活は言語スキルの向上に直結します。僕のように英語に自信がなかった人でも、数年の海外生活で英語が堪能になることは珍しくありません。英語力が向上すれば、世界中どこでも通用するスキルを手に入れることができ、キャリアの可能性が大きく広がります。たとえ将来、職を変えることになったとしても、英語力はあなたの大きな武器となるでしょう。海外転職は、自分自身をアップデートし、真になりたい自分へと変化するための一歩と言えるのです。


海外転職は、新たな経験、異文化での成長、そして言語スキルの向上という、3つの大きなメリットがあります。これらを通じて、自分自身の可能性を広げ、本当になりたい自分を目指すことができるのです。僕自身の経験からも、海外転職を考えることは、多くのメリットがあると確信しています。

 

海外転職のデメリット

費用の問題

海外転職を考える際、最初に直面するのが費用の問題です。実は、ビザの申請や引っ越し費用、さらには新たな生活のスタートに必要な初期費用として、想像以上に大きな金額が必要になります。僕の場合、イギリスへの家族移住にはざっくりとした計算で200万円程度かかりました。これには、ビザ申請費用引越し費用、最初の数ヶ月の家賃中古車、そして生活必需品の購入などが含まれています。ヨーロッパでは移住者の受け入れに消極的な国も増えており、ビザの費用が値上げされる傾向にあるため、計画を立てる際は余裕を持った予算計画が必要です。

帰国の費用と頻度

海外に住む日本人の多くは、年に一度は日本に帰国することが多いですが、これも大きなコストの一つです。僕自身も毎年日本への一時帰国を行っていますが、飛行機代や滞在費など、かなりの出費になります。特に家族がいる場合、この費用は馬鹿にならず、年間の予算計画に大きく影響します。

公共サービスの質

さらに、海外生活では、日本と比較して公共サービスの質についてある程度の妥協が必要になります。例えば、病院での待ち時間、公共交通機関の遅延、食事の質の低下など、日本のサービス水準に慣れていると、この変化はストレスに感じることもあります。僕自身も最初は公共交通の遅延にイライラしたり、地元の食材で日本食を再現しようと奮闘したりと、様々な挑戦がありました。


海外転職のデメリットは、確かに無視できないものがあります。特に費用の問題は、事前にしっかりと計画を立て、準備をしておく必要があります。しかし、これらのデメリットを上手に乗り越え、新たな環境での成長を享受することができれば、海外生活は非常に充実したものになります。最終的には、これらのデメリットを受け入れ、それでもなお海外で働きたいという強い意志があるかどうかが、海外転職を成功させる鍵となるでしょう。

 

結論:海外転職をすべきかどうかは、あなた次第

自己問いかけが重要

海外転職をするかどうかの決断は、最終的にはあなた自身が下すべきものです。重要なのは、「本当になりたい自分」を見つめ、自問自答する勇気を持つこと。多くの人が漠然とした憧れを抱き海外へ飛び出しますが、実際には想像以上の困難に直面することも少なくありません。当に海外で働きたいのか、それとも単なるあこがれにすぎないのか、自分自身に正直に問いかけてみましょう。

成長の方向性を見定める

海外で何を経験し、どのように成長したいのかを明確にすることが大切です。自分がどの文化に触れ、どう成長して、将来にわたって何を成し遂げたいのか。これらの質問に対する答えが見えてきたら、海外転職への道がより鮮明になります。目的が明確でない場合は、海外生活の多くの困難に直面した時に、心が折れやすくなる恐れがあります。

ライフプランを総合的に考える

家族との関係や老後の生活計画など、個人のライフプランも大きな要素として考慮すべきです。例えば、親友の結婚式や大切な家族行事に参加できなくなることへの後悔はないでしょうか。また、将来的に両親の世話が必要になった時、海外にいるという事実がどのように影響するかを想像してみてください。


海外転職には、魅力的なメリットと同時に、考慮すべきデメリットが存在します。最終的には、これらを踏まえた上で、自分自身の価値観や目指すべき未来像に基づいて判断することが求められます。もし海外転職を決意したなら、その道のりには多くの挑戦が待っていますが、悔いのない選択をするために僕も全力でサポートします。あなたの夢を実現するための一歩を、自信を持って踏み出してください。

最後までお読みいただきありがとうございました!