在英エンジニアのイギリス転職/キャリアコーチブログ

日本で6年働いた後に、イギリスの現地企業へ転職して働いています。海外を目指す日本人へ向けたキャリアコンサルティングをしています。

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海外転職の面接における対策と実体験

はじめに

こんにちは、イギリスで働く管理人のDewです。

このブログでは、海外転職の道のりを歩む上で直面するであろう様々な挑戦に焦点を当てていきます。面接の前の準備から、実際の面接での質問内容、さらには二次面接があった場合の対策に至るまで、僕自身の実体験をもとに、具体的なアドバイスを共有します。海外転職という冒険は、準備と正しい知識があれば、必ずや乗り越えられる壁ばかりです。

夢を追い求める皆さんにとって、この記事が一助となれば幸いです。では、海外転職への扉を開く旅を一緒に始めましょう。

 

 

面接の前に準備すべきもの

完璧なCVを準備しよう!

CV、つまり履歴書は、あなたのキャリアの「要約」であり、海外転職の際には特にその重要性が増します。僕が初めて海外転職を目指したとき、まず手をつけたのが、この完璧なCVを作成することでした。なぜなら、CVはあなたを紹介し、興味を持ってもらうための第一歩だからです。良いCVなしには、面接の機会すら得られないかもしれません。

CV作成のプロセス

僕はCVを丹念に仕上げるため、学生時代からの経歴や成果、アピールできるスキルや経験を洗い出しました。重要なのは、ただ列挙するだけでなく、それぞれがどのように今目指している職種に貢献できるかを示すことです。そして、カッコいいテンプレートを使って、読みやすく、かつプロフェッショナルな印象を与えるCVを作成しました。内容を整理し、重要な情報を強調することで、面接官に自分自身をよりよく理解してもらうための努力をしました。

英語力に不安があるひとほどCVの準備をしよう!

英語が得意ではないとき、CVはさらに重要になります。僕自身、面接時に英語で上手く自己表現できないことを懸念していましたが、CVに自分の経験やスキルを可能な限り包括的に、かつ明確に記述しておいたことが、その不安を大きく和らげました。面接官は、CVを通じて事前に僕のプロフィールを深く理解していたため、面接は想像以上にスムーズに進みました。

入社後に聞いた話では、僕のCVが非常に好評だったそうです。これを聞いたとき、一生懸命準備した甲斐があったと、心から安堵しました。海外転職を目指す皆さんにとって、CVはただの書類ではなく、あなたのキャリアを象徴するものです。その重要性を理解し、時間をかけて、あなたを最も良く表現するものにしてください。そうすることで、面接への扉が開かれる可能性がぐんと高まります。

海外転職の面接で聞かれる内容

志望動機とポジションの適合性

海外転職の面接で、最も基本的な質問は日本国内の転職面接と同じです。面接官はあなたの志望動機や希望する役職に対する適合性を確かめたいと思っています。僕の場合、エンジニアとして、そのポジションに「なぜ自分が最適か」を具体的な例や経験を交えて説明することで、面接官に自分をアピールしました。また、業界内の標準的な知識が求められる場合もあり、事前にその分野の最新トレンドや基本的な知識を押さえておくことが重要です。

海外での仕事に対する意欲

「なぜ海外で働きたいのか」という質問に対しては、単に「海外に住みたいから」という浅はかな理由ではなく、相手企業のビジネスに魅力を感じ、そこでどのように貢献できるかを具体的に話すことが大切です。僕はこの点で、相手企業のビジネスモデルや業界内での位置づけ、そして自分がそれにどう貢献できるかについて、熱意を持って語りました。このようなアプローチは、あなたがその企業で働くことに深く考え、真剣に取り組んでいることを示します。

文化的適応性と柔軟性

海外での仕事では、文化的な違いを乗り越え、柔軟に対応できるかも重要なポイントです。面接では、これまでの経験から学んだ文化的適応性や新しい環境での柔軟性を示すことができれば、プラスの印象を与えられます。たとえば、僕は異文化交流の経験や、チームワークを発揮したプロジェクトのエピソードを共有することで、その能力をアピールしました。

海外転職の面接における質問内容は、基本的には日本のそれと変わりません。重要なのは、あなたの経験やスキル、そしてその企業での貢献への熱意を如何にして伝えるかです。面接対策としては、自己分析を深め、相手企業についてのリサーチを十分に行い、あなたがその企業にとって貴重な資源であることを証明することが求められます。これらのポイントを押さえることで、海外転職の面接に臨む際の自信となり、成功への一歩を踏み出せるでしょう。

二次面接があった場合

二次面接への対応戦略

海外転職の面接プロセスでは、一次面接を通過した後、二次面接(または最終面接)が設けられることがあります。僕の経験では、一次面接はより個人的な対話が中心で、二次面接では上層部を含む複数の面接官による、より深い審査が行われました。このステージでは、候補者の専門性やチーム内での役割への適合性が重視される傾向にあります。

二次面接の課題への取り組み

二次面接では、よく具体的な課題が出されます。僕が受けた面接では、「実際に開発の現場で起こりうるトラブルへの対応策」を考えるような課題が出されました。こうした課題に対しては、自分の経験だけでなく、業界の最先端を反映した解答を心がけました。また、可能な限り具体的なデータや事例を用いて、自分の考えを資料にまとめ、提出しました。これは、自分の能力と真摯に課題に取り組む姿勢を示す絶好の機会です。

二次面接でのプレゼンテーション

実際に二次面接では、提出した資料の量が多く、全てを詳細に説明することはできませんでしたが、「詳細は資料でご確認いただければ」と伝えることで、面接官に対しても自分の努力と準備の深さをアピールすることができました。このように、面接時には全ての情報を口頭で伝える必要はありません。重要なのは、自分の考えや解決策を明確に示すことができる資料を用意し、それを補足説明できる能力を持っているかです。実際、僕の場合、このアプローチが功を奏し、面接の結果としては非常に好評を得ることができました

積極的なアピールの重要性

二次面接、特に最終面接では、面接官はあなたがこの職にどれだけ情熱を持っているか、そして実際にどの程度の貢献ができるかを見極めたいと考えています。そこで、課題への取り組みだけでなく、面接時の質問やディスカッションを通じて、積極的に自分の意見やアイデアを発信することが重要です。僕はこの場で、自分の技術的な見識だけでなく、チームに対する貢献やビジョンについても語ることで、自分がその職位に最適であるということを証明しようとしました。

まとめ

以上のように、面接において大事なことは、CVを入念に準備すること聞かれる内容は基本的に日本での面接と変わらないこと課題などが出された場合には、相手が期待する以上の検討を行い、積極的にアピールすること、だと思っています。僕の経験からも、これらの要素が成功への鍵となることがわかります。準備と自信を持って臨めば、海外での新たなキャリアを切り開く大きな一歩となるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。