在英エンジニアのイギリス転職/キャリアコーチブログ

日本で6年働いた後に、イギリスの現地企業へ転職して働いています。海外を目指す日本人へ向けたキャリアコンサルティングをしています。

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海外転職に必要な英語力~僕が海外転職したときのIELTS/TOEFLのスコア公開

こんにちは、管理人のDewです。

今日は、海外で働くために本当に必要な英語力について、僕自身の体験を基にお話ししたいと思います。僕は33歳で、イギリスでエンジニアとして働いています。日本からイギリスへ転職した経験を通じて、海外でのキャリアを目指す日本人に向けて、キャリアコンサルタントとしての活動も行っています。

海外転職を目指す際、多くの方が「英語力」に対して不安を感じます。確かに、異国で働く上でのコミュニケーションは大きな壁です。しかし、その壁が必ずしも想像するほど高いものではないことを、僕の経験が証明しています。

実際の渡英時の僕の英語のスコアも公開しますので、ぜひ参考になれば幸いです。

それでは行ってみましょう!

 

 

海外転職に必要な英語力の目安

就労ビザと英語力

海外で働く夢を追い求める皆さんにとって、最初の大きな関門は「就労ビザ」の取得です。これは、目指す国があなたの能力と意欲を認め、仕事をする資格を与える大切なステップ。特に、英語圏の国では、その資格を証明するためには、一定レベルの英語力が求められます。僕の経験から言うと、イギリスで働くためには「Skilled Worker Visa」が必要で、このビザを取得するためにはIELTSで6.0のスコアが必要とされています。各国、各ビザで求められるスコアは異なるため、自分の目指す国のビザ要件をしっかりと確認することが重要です。

IELTS6.0の意味

IELTS6.0と聞いて、皆さんはどう感じますか?海外の名門大学の入学基準が7.0とされることを考えると、「意外と達成可能なレベル?」と感じるかもしれません。僕自身、この事実を知ったときはホッとした記憶があります。就労ビザの要件としては、海外での高等教育進学に比べて、やや緩和されていることが多いのです。この点を強調しておきたいのは、多くの人が思っている以上に、海外で働くための英語力のハードルは高くないから。勿論、仕事内容にもよりますが、一般的にはこのレベルが求められることが多いです。

英語力への誤解と現実

実際、多くの日本人が海外転職を考える際、最も懸念するのが「英語力」ではないでしょうか。しかし、僕の経験上、海外で働くために必要な英語力は、多くの人が思っているほど手の届かないものではありません。大切なのは、目指すビザの要件をしっかり理解し、必要なスコアを目標に効率的な学習を進めること。そして、英語力だけでなく、専門性や国際的な感覚など、他のスキルも磨くことが、海外での成功への鍵を握っています。

僕が海外転職したときの実際のスコア

スコア公開とその背景

みなさんは、「実際に海外で働くためには、どれくらいの英語スコアが必要なのか?」と疑問に思っているかもしれません。そこで、僕の渡英時のスコアをここでシェアしたいと思います。

TOEIC:860
英検:準一級
IELTS:6.5
TOEFL:92

でした。これらのスコアを達成するために、僕がどのような努力をしたのか、その過程をお話しします。

英語学習の旅

僕の英語学習は、大学時代にTOEICの勉強から始まりました。その頃は、とにかく過去問を解きまくり、基本的な単語や文法を徹底的にマスターすることに注力しました。この基礎学習が後の英語力向上に大きな役割を果たしています。そして、大学院時代には、海外留学の夢を抱き、TOEFLの勉強に挑戦しましたが、当時の僕にとっては難関で、残念ながら高いスコアを出すことはできませんでした。

学び直しとスコアアップ

社会人になってから、海外でのキャリアを再び目指すことに決めた僕は、英語学習方法を根本から見直しました。英検を通じて自分の実力に合った問題を解くことから始め、英語力を着実に向上させていきました。この段階的なアプローチが功を奏し、約1年で英検準一級を取得。その後、TOEFLIELTSにも挑戦し、それぞれ92点、6.5点を達成しました。この経験から学んだのは、英語学習は継続と適切な方法が重要であるということです。

この経験が示すように、海外でのキャリアを目指す際には、英語力が非常に重要です。しかし、それには適切な学習方法と継続的な努力が不可欠です。僕が実際に達成したスコアや学習方法が、みなさんの英語学習の参考になれば嬉しいです。

実際に海外で働くことと英語力

コミュニケーション能力の重要性

海外でのキャリアを実現するためには、試験のスコアを超えたコミュニケーション能力が必要です。多くの人が、英語の資格試験のスコアを上げることに集中しがちですが、実際の職場では試験で学んだ単語や文法の知識よりも、日々のコミュニケーションで重要な役割を果たす能力がはるかに価値があります。僕自身、イギリスで働き始めたとき、試験では学べないスピードや表現で話される英語に最初は苦労しました。

ネイティブ会話への適応

試験準備でリスニングの練習をしても、実際のネイティブスピーカーの話す速さや使う表現は、予想以上に異なることが多いです。海外で働くうえで、このギャップを埋めることは非常に重要。そのためには、ネイティブが使う自然な表現に慣れ、実際の会話における流暢さや、職場で必要とされる専門的な用語の理解を深めることが求められます。僕は、この環境への適応を、海外の同僚との日常会話や、実際の業務を通じて徐々に行いました。

日本での事前準備

海外でのコミュニケーションスキルを磨くために、日本にいながらできることは限られていますが、不可能ではありません。僕の場合は、職場にいる外国人とのコミュニケーションを積極的に取り、リアルな英語使用環境を自ら作り出すことで、スキルアップを図りました。また、オンライン英会話サービスや、英語でのプレゼンテーションの練習なども役立ちます。重要なのは、実際の生の英語にできるだけ多く触れ、聞き取りや発話の機会を増やすことです。

まとめ

試験で良いスコアを取ることも重要ですが、実際に海外で働くためには、それを超えたコミュニケーション能力が必須です。英語の勉強をする際には、試験対策だけでなく、実際の会話や職場で使われる英語にも焦点を当てることが、海外での成功への鍵を握っています。僕の経験が、これから海外で活躍しようと考えている皆さんの一助になれば幸いです。